なつみかん(NATSU-MICAN)

release ver.3.1(20010206)

なつみかん関連用語解説

ここでは、「なつみかん」ドキュメントなどでよく記載されている用語や、わかりにくい言い回しについて、簡単な解説や余談などを記載しておきます。
この文面は必ず正しい、というものではありません。もし何か間違え等ありましたらご指摘下さい。


英数記号など

DI(Document Information)
なひさんが定義する文書情報を更新するためのフォーマット。その仕様は掲示板などでいろいろ議論され、洗練されている。
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朝日奈アンテナでもサポートしているが、朝日奈アンテナのDIは独自路線を歩みつつあり、「hina.di」として独自仕様が固まりつつある。

GETリクエスト(GET request)
HTTPにおける、文書や画像などのファイル自体をサーバーに要求する命令。
HTTPサーバーはこの命令を受けることでHTTPクライアントに対してHTMLファイルや画像ファイルを送信しはじめる。
アンテナ業界においては特に、GETリクエストによって取得したファイルの中の更新時刻情報を取得した際、「GETリクエストによる取得」等と言い表す場合がある。

HEADリクエスト(HEAD request)
HTTPにおける、文書や画像などのファイルの情報(ヘッダー)をサーバーに要求する命令。
HTTPサーバーはこの命令を受けると、対象の文書や画像などの情報としてファイルサイズや更新時刻、ドキュメントの場合文字コード、サーバーの種類などの情報だけをクライアントに返す。
アンテナ業界においては、HEADリクエスト中の更新時刻情報から更新時刻を取得した場合、「HEADリクエストによる取得」等と言い表すことがある。

hina.di(Asahina Document Information)
朝日奈アンテナ独自のDIの規格。もともと朝日奈アンテナも元のDI仕様に従っていたのだが、様々な軋轢があり独自路線を歩み始めた。
リモート情報として他のアンテナと更新時刻情報のやりとりをすることができる。

hina.txt(hina.txt)
朝日奈アンテナがかつて使っていたリモート情報形式。他のアンテナと更新時刻情報を交換し合うために用意された形式。
最新版の朝日奈アンテナではすでにサポート外となっている。

HTTP(Hyper Text Transfar Protocol)
今ではすっかり有名になったWorld Wide Webで使われる通信方式。HEAD、GET、POSTなどの通信形態を用いてクライアントに情報を渡したり受けたりすることができる。

LIRS(Last-modified Information Relaying Specification)
ひやが定義した更新時刻情報をアンテナ間でやりとりするための仕様。なつみかんでは標準となっている。
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あ行

アンテナ(antenna)
更新時刻取得機能付きリンク集(更新時刻取得サイト)や、それを作るためのプログラムのこと。
もともとは、「朝日奈葉子のアンテナライフ」および「朝日奈アンテナ」のことを指していたが、他に言いやすい用語がなかったため、現在では更新時刻取得機能付きリンク集および更新時刻取得プログラムの一部を「アンテナ」と呼ぶようになった。

「アンテナ」と呼ばれるサイトやシステムの特長として、他の同様なシステムが得た更新時刻情報を「リモート情報」としてやりとりすることができる点がある。実際、毎度毎度数百というサイトにアクセスして更新時刻を監視していたのでは、ネットワークやサーバーへの負荷がばかにならない。それを少しでも緩和するために、他のアンテナが得た情報を再利用できるようになっている。

天野アンテナ(Amano antenna)
アンテナ(更新時刻取得機能付きリンク集)の一つ。Web日記と呼ばれるジャンルのサイトをメインに更新時刻を監視している。
「なつみかん」を開発するきっかけとなったサイト。「なつみかん」の作者でもあるひや が管理している。
何故「天野」なのか?バナーの女の子はだれ?という質問は受け付けない:-P


か行

更新時刻情報を参照できるキー(keyword)
HTMLやテキストファイルから直に更新時刻を取得しようとする場合、正しい更新時刻がある場所をテキストで指定することで、その近辺の文字列から更新時刻を得ようとする。その正しい更新時刻がある場所を指定するキーワードのこと。
朝日奈アンテナでは「key」と呼ばれる。


さ行

情報伝達規格(Information Relaying Specification)
他のアンテナやアンテナシステムに対して更新時刻情報を正しく有効に転送するための規格や仕様のこと。現在では、朝日奈アンテナはhina.di、hina.txtを、なつみかんはLIRS、hina.di、hina.txtを、WDBはhina.di、hina.txtを用いて情報を交換している。

実際に時刻情報が取れるURL(real target)
実際に読むページと更新時刻情報が取得できるページが別々になっているときがある。単純に更新時刻情報が取得できるURLを指定した場合、HTML出力されたときに実際に読むページではなく更新時刻情報が取得できるURLがリンク化されてしまう。そのような場合に更新時刻情報が取得できるページに別URLを指定することで、HTML出力されるリンクは実際に読むページを指定できるようになる。
朝日奈アンテナでは「virtual」と呼ばれる。

取得対象サイト(target site)
更新時刻情報を得たいサイトのことを指す。bin/sites.lirsにLIRS形式で書き込むことで、そのサイトの更新時刻だけを取るように指示することができる。

自力取得(get by self exertion)
他のアンテナからのリモート情報を頼って更新時刻を得るのではなく、自アンテナが直接取得対象サイトにHTTP通信でアクセスして、HTTPヘッダーやページ本文などから更新時刻を取得する方法のこと。


た行

置換指定子(replacement keyword)
用意していた文章の中にこれを埋め込んでおくことで、プログラム実行時に別な文字列に置き換わる特定のキーワードのこと。
たとえば、「%YYYY%」とある文字列に埋め込んでおくと、その部分は「2000」(今年の西暦4桁年数)に置き換わるが、その「%YYYY%」のことを置換指定子という。


な行

なつみかん(NATSU-MICAN)
こにしふるふるさんによって1998年に作られた「みかん」というアンテナシステムのソースをひやがハックし、同年に開発されたアンテナシステム。一時開発停止していたが、1999年夏頃から開発を再開、現在ではほとんどのソースが書き換えられ、バージョンも3.0になった。


は行


ま行


や行


ら行

リモート情報(remote infomation)
アンテナシステムが他のアンテナに対して再利用可能な状態で出力する更新時刻情報のことで、他のアンテナはこの情報を再利用することで自力取得による不可を軽減することができるようになる。
リモート情報の伝達規格としては、DI、hina.di、hina.txt、LIRSなどが存在する。

リモート情報源(remote information source)
リモート情報として公開される前提で、ある更新時刻を自力取得したアンテナサイトのこと。リモート情報として伝播していく中で、実際にその更新時刻情報を自力取得したサイトがどこだかわからなくなることがあるが、それを防ぐために表記される。主に誤った更新時刻情報の発信源を突き止めるのに利用される。

リモート(情報)取得(get from remote infomation)
サイトに対して自力で更新時刻情報を取得するのではなく、リモート情報から更新時刻を取得すること。
情報の信頼性や即時性は自力取得に劣るが、リモート情報からは同時に複数の更新時刻情報が効率よく得られるため、よく利用される。

リファラー(referer)
HTTPによるアクセスで、あるサイトにたどり着く前にいたサイトのことをリファラーという。リファラーは通常リンクをたどることでのみ発生するが、アンテナシステムによる更新時刻取得の際はHTTPアクセスにおけるリファラーが無く、アンテナサイトの存在を知らせるためにリファラーに自アンテナサイトのURLを入れておくのが一般的である。
なお、本来英語では「referrer」なのだが、HTTPにおいては「referer」が正解。原因はHTTP策定時のスペルミスらしい。


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